Advanced Third Reich J.E.
Version.3





初めに

今回、「Version.3」へのアップグレードにおいて、テスト・プレイの結果から更に必要と思われる追加・変更事項をモジュールに加えると共に、「Syber Board Version.2」における便利な新機能を利用した変更をモジュールに付加させる事ができました。以下はその概要です。


「A3R.Je.Verson.3」における追加事項


コンポーネント


「SR(戦略再配備)・マーカー」を追加

SWの結果、首都の占領によって変化するSRレベルを記録するためのマーカーを追加


「Sea Supply(海上補給線)・カウンター」を追加

海上補給線の設定とその確立の際に使用するための「Sea Supply」カウンターを追加
このマーカーを海上補給線の出発港から到着港まで移動させ、そのルートを明確にします。海上護衛ユニットを随伴させる場合はそのユニットの上にスタックさせ、同時に移動させます。海上補給線の確立に成功すればマーカーを到着港に置いたままにしておき、失敗したならマーカーは直ちに取り除きます。


「デイプロマティック・ボード」の大幅変更

各国の外交レベルを常にボードで記録できるようにしました。


「U.S.−Axis・テンション・テーブル」を改訂版に変更

「 ADVANCED THIRD REICHルール」改訂5.4に基づき、「 ADVANCED THIRD REICHルール」の「U.S.−Axis・テンション・テーブル」を「Rising Sun」の別冊ルール Vのものに更新する。


コメント入力用略式用語集を更新

用語集に若干の新しい用語を追加


「Cyber Board Version.2」の新機能に対応した変更


「要塞マーカー」を追加

「Cyber Board Version.2」の新機能であるユニットの「ロック機能」を用い、マップ上の要塞シンボルを「Cyber Board Dsigner」でのマップ・セルで設定せず、「Cyber Board Player」において「要塞」ユニットをへクスに固定する方法を採用した。これにより、フランス降伏後にマップからマジノ線シンボルを削除したり、1944年時に独仏国境線上にジーク・フリート・ラインを表示させたりする事が簡単な操作で実現できるようになった。また、ヴァリアントで必要となる要塞・シンボルも同様な操作でマップに設定、削除ができる。
要塞マーカーを配置した後にロックを行い、シンボルが他のユニットと一緒に移動しないように設定する。また不要になった時にはロックを解除し、要塞マーカーを「Deleate」します。


ユニットに対するテキストの設定(ユニット・マーカー名)

航空・艦隊ユニット以外のユニット・マーカーに、部隊・マーカー名をテキストにて設定した。これにより地上戦闘が多く発生する戦線(東部戦線など)において、特定の戦闘に参加している彼我のユニットを明確にするために、テキストにてコメント入力する際にユニットの部隊名を活用する事ができるようになった。これと並行してユニットの使用済み面(裏面)を利用する事で、ユニットのより明確に特定する事ができる。


セキュリティ機能による隠匿マーカー・各ボードの所有設定

トレイ・ボード・ユニットの所有権を設定する事で、プレイヤー・Aがユニットの裏面を確認しても、プレイヤーBには確認できないという状況が簡単に再現でき、隠匿マーカーの取り扱いを単純化する事ができました。SW・DPs・ヴァリアント・マーカーを相手プレイヤーに開示する時に、そのマーカーを選択してメニュー・バーの「Action」-「Release Ownership」を実行して所有権を解除する事で、相手プレイヤーもその時点からそのユニット・マーカーの内容を確認したり、操作したりする事ができる。


ルール・テキストのエラータの訂正・追加 

ソ連・西側連合国のDPs合算の改訂ルールの訂正

デイプロマティック・テーブル(ルーマニア等)の訂正

補給・「突破転進ユニット」の訂正

改訂ルール「秘密工作」の追加


ディプロマティック・テーブルのリンクの変更 

Ddrの対象となる各国の「DPsテーブル」を各国家別に単独でリンクするように設定し直し、各ページにも全対象国のリンクを設けて、外交テーブルを見易くしました。